実家の父が電話に出ない
このところ、実家に電話しても、出ないことが多いので(近くに住む兄宅に電話して、無事は確認しているものの)、なんだか気になり、オットと2泊3日で様子を見にいってきました。
どうも、さらに耳が遠くなり、
・何か作業をしていたら聞こえない
・耳が聞こえないので、一人暮らしだけど、イヤホンをつけてテレビを見ているので,
やっぱり聞こえない
・ひたすらうたた寝をしているので、聞こえない
以上の理由で、電話の音に気づいていないようでした。とりあえず、着信音を大きくしてきました。
冷蔵庫の横に金属のバールが!?
さて、実家に着いたら、冷蔵庫横の床に、バール(あの、釘打ちされたワインの木箱とかに差し込んで、バリッと開けるみたいな道具。使ったことありませんけど。)が置いていました。
私:なんでこんなものがここにあるの?
父:冷蔵庫を開けるときに使っている。
私:へっ??????なんで?
父:冷蔵庫が開かないときがある。野菜室に水がたまる。
私:そりゃあ、壊れてるんだよ。買い替えなくちゃ。
父:いつまで生きているかわからないからなあ。
私:そんなこといいながら、あと10年は生きるかもよ。
まあ、とにもかくにも、冷蔵庫は壊れているから、安いものにでも買い替えた方がいい。兄に話して、買いに連れて行ってもらおう、ということになりました。(私たちは車で帰っていないので)
冷蔵庫と格闘
夜、遊びに来てくれた兄に、「冷蔵庫、壊れてバールで開けたりしてるって」と言うと、兄が、どれどれと、野菜室を全部外して見てくれました。
すると、なんとなんと、野菜室の奥に、直径15センチくらいの氷柱がカチンカチンこびりついているではないですか!
それが原因で、野菜室がピタリと閉まらず、パッキンとかが凍ったり、水がたまったりしているようでした。
氷を取ろうとキッチンばさみを打ち込んみますが(兄が)、歯が立ちません。氷河の氷のような、南極の氷のような堅さ(どちらも見たことありませんが)…。
バーナーで焼いてみようと兄。「え~!!冷蔵庫の中だよ」「大丈夫だよ」と兄。少し、庫内に焦げを作ったものの(!!!)、氷は少し溶け、はさみの刃が入るようになりました。
そこからは金槌も登場し、宮大工のように金槌ではさみを打ちつけ、氷を割る兄。出てきた氷を鍋にかきいれるオット。手元に懐中電灯の光を当てる私。冷蔵庫を傷つけたらいけないので(と言ってもバーナーで焼いてしまいましたが!)、細心の注意でこ1時間。どうにか氷を全部取り除き、中を拭き清め、野菜室を戻したら、ピタリとはまりました。
翌日になっても野菜室に水はたまらなかったので、治ったかも。(これでダメなら買い替えるしかない)
父はずいぶん弱っていて、もうそろそろ一人暮らしは無理かもしれないなあというという感じでした。(そういう相談も少ししてきました)
冷蔵庫の件にしても、以前の父だったら、野菜室を外して、点検するか、なじみの電気屋さんを呼んでいたと思うのです。
でも、もう、目の前のことで精一杯。
とはいうものの、ヘルパーさんに来てもらおうかと言っても、デイケアを利用してみようかと言っても、嫌みたいで、スルーします。
これからのことを思うとちょっと気持ちが沈んでしまいましたが、兄夫婦と協力して、できることをするしかありません。
着いた翌日、朝食後、防波堤まで釣り行ったオットがカサゴを15匹ほど釣り、バケツに生かして持ち帰ってきました。お煮付けにしたり、唐揚げにしたり、お味噌汁にしたりして、堪能しました。
オットにこの記事を見せたら、「なんで魚がいっぱい写っている写真を載せないの?!」とのこと。載せましたよ!
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