私の勘違い編を、いくつか紹介してきたが、まだちょっとある。
では、たき火編を。
いまから26~7年前。引っ越した先の家には駐車場が1台分しかなく、少し離れた坂の上にもう1台分を借りていた。
家の横の駐車場にはオットの車を置くことに。(朝は、職場が近いオットが娘を保育園に連れて行くことにしたから)
1分も惜しむような朝の時間。息を切らせて坂を登り、車に乗り、エンジンをかける。
秋の終わり頃だったろうか。冷たく張り詰めた空気の中に、どこからともなくたき火のにおいが漂ってきた。
「どなたか、落ち葉を集めてたき火をしているのだな~」「風情のあること」
ダイオキシンの問題とかが世間を騒がす、ちょっと前くらいの話だ。その後、あっという間に町中でのたき火はNGの時代になった。
というような話はさておき、とにかく、毎朝、毎朝、たき火のにおいが流れてくるのだ。
そんな日が数日続いた仕事の帰り道。峠道を登っていたら、突然、車のフロント部分からモクモクと煙が出だし、車は動かなくなった。
「爆発する!!」大急ぎで車の外に出た。
すると、通りかかった車の方々が、車を止め、様子を見に来てくださった。
その中の一人が、当たり前のように近くの自動車修理工場の人を呼んできてくださった。(携帯もない時代ですからね)
ありがたい!
修理工場の方は、一目見て「こりゃあ、クラッチ板が焼き切れていますね」「焦げ臭い匂いはしませんでしたか?」
「あ~~~~~~~~~、たき火じゃなかったんだ………。」
毎朝、車に乗り込みエンジンをかけるたびに、クラッチ板が匂いを出し、不調を訴えてくれていたのに、たき火か~と思っていた私。。。。。バカバカ!!
すぐに、レッカー車に引かれて工場へ。ここまで焼き切れているのも珍しいですよと言われてしまった。
最近は、ここまでトホホな話は、あまりない、かな~~?!