ドラマから見えるお国柄

 

グッドワイフをきっかけにプライムビデを見始める

 

私が最初にプライムビデオで見たのはアメリカドラマの「グッドワイフ」でした。

 

「グッドワイフ」は、アメリカ版が本家本元で、その後韓国、日本でリメイクされたのですが、私が最初に見たのは日本版。それがおもしろかったので、次に韓国版を、最後にアメリカ版をと見進めたのです。

 

夫が逮捕され、仕事に復帰する妻

大筋はみんないっしょ。

 

主人公は、夫がスキャンダルで逮捕され、働かざるをえなくなり、十数年ぶりに弁護士に復帰します。

実は本当のところ、夫よりも有能だったかもしれないという設定です。そして、すこぶる美しい。(ドラマですからね)

 

で、お国柄の違いは……というと。

 

(韓国のドラマに関しては記憶もおぼろなので、日米比較で) 

日本のドラマは主人公が食事を作るシーンがやたらと多い。

 

めちゃくちゃ大変な状況にもかかわらず、主人公の常盤貴子さんは、朝から美しい格好で朝ご飯をこさえ、バランスの取れたお弁当まで作り、一人バタバタしている。遅くなりそうな時には夕食の準備まで。

しかも、そんな中でも、カリカリもせずけなげ。

 

アメリカ版では食事を作るシーンは少ない

 

アメリカの方は、もちろん食事を作るシーンもあるけど、弁当なんてないし、ピザみたいなのを取って食べているみたいなシーンが多い。

 

こうやって、「どんなときもバランスの取れた食事を作るのが母親の仕事ですよ」と日本人は刷り込まれているのでしょう。

 

困ったときには、できあいのものを食べたり、みんなで協力して作ったり、片付けたりするドラマを作ってくれよと思うのですが。

 

家族が逮捕されても黙ってばかりはいないのがアメリカ版

 

主人公の夫は大物の検事。しかし、いろいろな陰謀の中で、汚職の嫌疑で逮捕されます。逮捕後は女性スキャンダルも発覚。

家族も、そのためにマスコミに追われ、周りからもあれこれ言われます。

日本版では、子どもたちは傷つき、おどおどと遠慮がち(後半は違うけど)。

アメリカ版でも子どもたちは傷ついていますが、同級生に何か言われたときには「それがあんたになんの関係があるのよ!」とちゃんと言い返す。

日本は、言い返さない。 

家がきれい

 

グッドワイフに限らず、アメリカドラマを見ていると、家がきれい。美しく整えて人を招くという文化があるのだと思う。

もちろん、ドラマだからというのはあるだろうけど、インテリアにその人の教養や趣味やバックグランドを見るというカルチャーなのだろう。

その点、日本の家は少々とっちらかりすぎじゃない?と思う。

 

食事作りと片づけに消耗しすぎかも

 

でも、でも、食事を作り、片づけるということに毎日毎日何時間もかけている日本人。

もしこれが、1日食事関係にトータル30分くらいしか費やさないのだったら、そもそも台所も汚れないし、インテリアに気を配る余力もわいてくるかも。

 

アメリカの方がいい意味の公私混同がある?

 

アメリカ版。刑事が、娘を乗せて運転中というときに、事件の知らせを受け、現場に直行なんていうシーンがあったりします。そんなとき、ふつうに、部下のお巡りさんに、「◯◯を家まで送ってくれないか」なんて、言います。部下も当たり前のように、上司のお嬢さんを自宅まで送り届けます。

これを日本でやったら、公私混同と言われることでしょう。

他にもアメリカ版では、家族が職場を訪れるシーンも多いです。

 

まだまだ、気づきはありますが、今日はこのへんで。

一度、ためしに見てみてください。「メンタリスト」も、「グッドワイフ」もドラマとして、ダイナミックでおもしろいですから。 

 

 

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