子どもは幼い頃、「お母さん、お母さん!」といつもまとわりついていた。(どこのお子さんもたいていそうでしょう)
オットが土日も仕事のことが多かったわが家では、たいてい二人。
トイレにまで着いてきて、床に座り込み「出た?」なんていいながらトイレットペーパーをちぎって、スタンバイ。
「オイオイ、お願いだから、トイレくらい一人にしてくれ~」と思ったものだ。
バタバタと料理をしていると、「私が!!私が!!」とやりたがる。
「じゃあ、お皿を並べて」と頼むと、「私がしたいのはそんなことじゃないの!」と切ったり混ぜたり炒めたりといったことをやりたがる。
私は、フルタイムで働いていたので、疲れ果て「ふ~」っということも多かったが、こういうムスメに対しては、まあまあゆったり接していた方だと思う。
というのは、こんな風に「お母さん、お母さん」とまつわりついてくれる時期は小2~3あたりまでだろうなあと思っていたからだ。
それからは、じょじょに離れていくんだろうなあと思っていたので、まとわりつき、やりたがるときにはやらせよう!と思っていた。
(まとわりついてやりたがるときに、うるさがり、やりたくない、めんどくさいと思いだした頃から、やらせようとしても難しいよネとも思っていた)
そして、あわよくば、やりたがらなくなってからも、「それはあなたの仕事ですよ」と定着させようと思っていた。お風呂の掃除とか、洗濯物畳みとかね。
(家事と勉強を同じくらい大切に考え、家事のできる子どもにしようと思っているつもりだったが、やっぱり心の奥底で、勉強優先のところがあり、よくオットに「もっと家事をさせたら」と言われていた)
18で家を出たムスメは、現在東京に暮らし、帰省するのは、年に10日ほどだろうか。2~3年前は海外勤務だった。一生の中で、子どもと過ごす時間は意外に短いのだ。
膝の中にコトンと座り、ほっぺがふにふにしているころは、宝のような時間かも・・・。
↓子育て時代に繰り返し読んでいました。子育ての参考というだけではなく、暮らし全般の参考になります。
古びない、いい本だと思います。
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