吉沢久子さんのファンで
書いたものはほぼほぼ読んできました。
吉沢さん、生き方がりりしい。
言いたいことははっきり言う。
でも、声高というのでも、誰かを非難するというのでもない。
穏やかだけど、毅然というのだろうか。
私が何よりもすごいなあと思っているのは、最後まで自分で稼ぎ、税金を納めていたということです。
(私はどうも、高齢でも何かしらの手段で収入を得ている人にあこがれがあるもよう)
私など
たいして働きもせず、当然収入もほとんどありません。
根が横着なので、オットに対しては、エラそうにしていますが、よっぽどのことがあったとき、ちゃぶ台ひっくり返して、家を出ていけるか?
出て行けません。
吉沢さんの周りの人々
書かれていたものには、よく姪ごさんや甥ごさんが登場し、いろいろとできなくなった吉沢さんを支えておられるようすが描かれていました。
もちろん根本には、吉沢さんの魅力的なお人柄があってのことだと思います。
確固たる哲学や、教養、豊かな経験もお持ちで。
何でもしてもらおうというような感じではなく、できることはなるだけ自分でやろうという姿勢で、ほがらか。
(お身内でなくて、編集者の方々でも、どうあればこのような100歳になれるのかと思いますよね)
そして吉沢さん、してもらって当然なんて思っていないので、その時々においしいものをごちそうしたり、相応のお礼をしたり。
そう。やっぱり経済力は大事。
死に方は選べないとは思うけれど
吉沢さんは、昨年、101歳で亡くなられましたが、死の数日前まで、ベッドの上で新聞を読み、穏やかに暮らしていたそうです。
そして朝、看護婦さんが検温などで見回ったら、亡くなっていたとのこと。
さいごまですごい…。
穏やかだけと毅然と。ほがらかに。できることは自分でして。でも手助けしてくれる人も身近にいて。経済的にも心配がなく。
頭の隅に置いて、なにかしらでも、まねしたい です。
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