聡明な女の子はどこに行くのだろう

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10歳の少女の投書

 

少し前の新聞の投書欄に、「これ本当に10歳の女の子の投書?」というような文章が載っていました。

 

原文を一部紹介させていただきます。そのままの文章です。

40代のシングルマザーの記事(1日1面)を読みました。新型コロナの影響で会社を辞めさせられ、今はパートで月給12万円。食事は2人の子どもには3食。自分は1食で子どもの食べ残しのみ。この女性が1人で背負うものが大きすぎると思いました。もし倒れたら…。

   

そこで彼女は、自分の曾祖母さんの身近にいるケアマネージャーの存在を思い出します。

 

同じように生活や子育てに悩む人にマネージャーをつける制度ができないでしょうか。支援金だけでなく、心配事を親身に話せる人が必要です.介護の仕組みを生活や子育てにも生かすことができないでしょうか。

 

たった一人で問題を抱え込むシングルマザーに寄り添い、その人にあった支援をアドバイスし、プランを作ることができたら、本当に助けになると思います。

 

その聡明さに驚きました

 

身近な問題に気づく賢さや優しさ、そして論理的な思考。素直で、現実的で前向きな意見です。

文章も素晴らしい!

 

でも、

 

この10歳の少女は(4年生か5年生ですよね)、教室で、こんなことお友達と議論したりしていないかもですね。

まわりに合わせて、そこそこのお話をしたりしているかもしれません。

(おうちでは、議論とかしているかもしれませんが)

 

勝間和代さんが

 

YouTubeで、テレビに出ていた時代のことを振り返り、けっこうイヤなことがあったとおっしゃっていました。

 

勝間さんは、あのようにちょっと早口ですよね。ちょっと勝ち気にも見えるかもしれません。

でも、YouTubeのお話や著書などに触れると、聡明さの他に、おおらかなお人柄、正直さ、可愛らしさを知ることができます。

何よりも、視聴者や読者に役に立つ情報を提供しようという思いを感じます。

 

でもテレビで、そんな女性が、理路整然と、賢げなことを言うとどうなるかというと、「コイツは、性格が悪いに違いない」「勝ち気で、人を押しのけてやってきたんだろう」と言った反応が多くなるのだそうです。それで、ずいぶん消耗したということでした。

 

そんなこともあり(他にも理由はいくつかあるようですが)、基本的にはテレビに出るのはやめにしたそうです。

 

出る杭は打たれる。特に女性は…。というところは残念ながら、世の中に強く残っているように思います。

(男性だって、そうかもですね)

 

応援したい

 

がんばっている人がいたら、力のある人に出会ったら、足を引っ張らずに応援したい。

上の10歳の少女が、人の目を気にせずに、のびのびと自分の意見を言い、活躍する世の中になるよう、自分の発することばにも気をつけようと思います。

 

 

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