オーディブルで聴いた「反応しない練習」(草薙龍瞬著)
その中で、著者は繰り返し「ムダに反応しないこと」をすすめていました。
私がオットにイラッとしていたこと
オットとは、まあまあ仲よく過ごしていますが、時々イラッとすることがあります。
よくあるのは、「話しかけたのに返事すらしない」「話しかけたのに、ちゃんと聞いていない」といいうことに対しての腹立ちです。
そうなると、私は、とたんにイラッとして、それまでの穏やかな気持ちから、どす黒い(笑)気持ちに。
でも考えてみれば、そういうことが多いのは、オットが車の運転中の時です。
元々、オットは一つのことに集中したら、他のことが目に入りにくいタイプ。
運転に集中しているときに、あれこれ興味のないことを話しかけられても、じっくり答えることはできないことでしょう。
それに対して、私は、沸点低く、必要以上にムダに反応し、気分を害してきました。
「反応しない練習」の中で、筆者の言うムダに反応しないということば。肝に銘じようと思います。ムダに反応して不快になるのは自分ですからね。
この朗読を聞いてからは、オットの言動に対して、ムダに反応しないということ意識するようになりました!
どうしても聞いてほしいことは、タイミングを見て(空腹時はダメです)、「ちょっと聞いてもらえる?」と、きちんと話そうと思います。
そういうときには、さすがのオットも、ちゃんと聞いてくれますからね。
思い出しては地味に深く恨んでいること
「反応しない練習」の中で、もう一つ心に残ったのは、過去のできごとに対しての怒りや恨みに対してのお話でした。
誰かにイヤなことをされた、みたいなできごとを繰り返し思いだし、恨みがましい思いを募らせる。そういうことって、程度の差こそあれ、たいていの人にあることでしょう。私もあります。
それについて筆者は「判断は、アタマの中にしか存在しないから妄想である」と気づき、手放すことです、と言っていました。
これは、なかなかできそうにないなあと思いました。でも同時に、確かにこういった思いにとらわれすぎていいことのないなあとも思いました。
人を苦しめる判断には「自分は正しい」と肯定しすぎる思いがあります。これを仏教では「慢」と呼びます、とも言っていました。
「反応しない練習」ではムダに苦しまず、楽に生きていくための合理的な方法が、淡々と紹介されていて、なるほど、この視点は自分に取り入れてみようと思うことがいくつもありました。
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