▲Mさんが持ってきてくれた桜の枝
久しぶりのランチ
コロナも少し収まってきたのでということで、友人二人と久しぶりにランチをしました。
3ヶ月ぶりくらいの集まりで、みんな話すことはたっぷり。
友人も今年に入り、お母さんを亡くしていたので、そのことをめぐってのあれこれを聞いてもらいたかったもよう。
誰にでも欲はある
友人は2人姉妹で、お母さんは妹さん家族と暮らしていました。
妹さんからは、お母さんは1000円しか(1000万円じゃないですよ)遺産は残していないので、すべての経費は半分ずつ出しましょうと言われ、300円の書類代すらも「お姉ちゃん150円出してね」という感じだったそうです。最後まで通帳を見せてくれることはなかったそうです。
でもって、「着物や宝石類はぜんぶ私に譲ると言われているから」と。
当然ですが、この年になると「親の死」が回りでも続きます。
で、そこではたいてい欲がらみのできごとが起こっているようです。(もう一人の友人も義父が亡くなったときの衝撃の体験談をしていました)
分け合えば、後々まで仲よくできるのに、たくさん欲しがる人が出てくるのですね。
父のことば
一昨年亡くなった父には姉が3人いましたが、一貫して仲よしでした。もちろんたまにはちょっとしたグチを言うようなことはありましたが、基本助け合って仲よし!
いいなあと思い、「ねえ、なんでそんなに仲よしなの?」と聞いたことがありました。
父の返事は「欲を出さない」からというものでした。
若かった私は「へぇ~」と思いましたが、今思えば深いことばです。
祖父が亡くなったときにも、父は姉たちに現金できちんと遺産を分けたとのこと。(当時のいなかではそうする人は珍しかったようです)
手放せば巡ってくると言うが
みんなが父姉弟のようにいけばいいのでしょうが、そうじゃない方が多いようで、財産分けで不満を抱えたために、その後疎遠になってしまったという人たちも少なくないようです。(表だったケンカはしなくても、あ~この人ってこんな人だったんだなあと見限りますよね)
物語の世界ではなく、現実世界で、やたらと握りしめる人を見ていると、「この人達は、得しているようで、得はしていないのかも。」「そこで閉じてしまっていては、外からもっといいものは巡ってこないのかもしれないなあ」と思ったりします。
だれもが少し自分の欲を押さえ、分け合えば、感謝も巡り合うし、何かしらいいものも入ってくるのに、と。
実家の場合
私の実家の場合も、父が精一杯残してくれた財産がありました。(たいした額ではありませんが、とてもありがたい)
実家は次兄夫婦が継いでいるのですが、次兄夫婦は、すべての通帳類をきちんと開示し、これだけのものが残っています。今後、こういったことが必要です。残りがこれくらいになるでしょう。それを、このように分配しようと思うのだけどいいですか?土地などで、欲しいところがあるならば言って下さい。といった感じに進めてくれました。
私は、それまで次兄夫婦が責任者になって父を見ていてくれたことに感謝していたので、何ももらえなくても受け入れようと思っていました。
でも、私にも欲があります。
そうなっていたら、心の奥底に何かしらの不平不満が残ったことでしょう。(ほんと、欲深い私・・・。)
兄夫婦が、自分の欲を押さえ、分け与えてくれたので、感謝の気持ちだけを持つことができました。ほんとうに、お金のことだけではなく、そういう関係を保てるようしてくれた兄夫婦に感謝です。
握りしめすぎず、手放すこともし、いい巡りを受け取りたいと思う今日この頃。
最後は、受け取りたいでしめるところに私の欲深さが^^
お許しを(笑)。
▼トマト仲間の友人が桃カステラを持ってきてくれました。とても大きい。
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