よんどころのない集まりがありました
あれこれし、食卓を囲み、みんなでかたづける。
ものすごく嫌なことがあったというのでもないのに、なんか身の置き所のなさ・居心地の悪さを感じて帰宅。
こんな時、嫌な気持ちの原因を分析しても、しかたない。
そうだ、そうだと、頭に浮かべるのは「スイープ・アウエー」ということば。朝日新聞「ひととき」欄に掲載されていた文章の中のことばだ。
20数年前、もしかしたら30年近く前の掲載文かもしれない。
▼このことばについては何度も書いているのでお読みください。
その日を大切に過ごすとは
文章の出だしはこうです。
「その日を大切に過ごす」とは、米国のある精神科医によれば、裁くことをせず、批判をせず、人も自分もとがめ立てしないで過ごすことだそうだ。私もそういう生き方をしたいと思った。
ほんとうにそのとおりだ。
なのに、私など、一日中、人を裁き、自分を裁き、頭の中は大忙しだ。
でも、それではその日を大切に過ごすことにならない。何か別のものに頭をぶんどられていますからね。
筆者は
人のことをあれこれ批判して、よからぬ考えが浮かんだときは、大きなほうきをイメージして「スイープ・アウエー」と自作の呪文を唱えて、雑念を一気に掃き去る。
というのです。
いつもそうしているうちに、この思考方法が少しずつ身についてきたと。
この文章を書いた方は、当時56歳の自営手伝いの女性。私がこの新聞記事を切り抜いたのは30代の頃だろうか。
何度も、ものの整理をしてきたが、この切り抜きはずっとすぐに手に取れるところに残してきた。
この文章を読むと心が落ち着き、前向きな気持ちになれるのです。
いつのまにか、これを書いた方の年齢を過ぎてしまった私は、相も変わらず、ついつい人を裁きがちだが、そんなときは頭の中に大きなほうきを思い浮かべ「スイープ・アウエー」と唱えることにしようとおもう。
お読みいただき、ありがとうございます。ポチッと押していただけましたら、励みになります。