少し前にやめた自治会
3年前に自治会から退会しました。
私の住む町は、自治会の存在感が強く、私自身は、頭の片隅にいつも「次に役員になったらどうしよう」という思いがありました。
もちろんこれは私の場合であって、あまり負担に感じずに、さらっとその役目をこなす人もいることでしょう。
皆さん、「大変だ~」と言いながら、なったときには誠心誠意働き、完璧な書類を残します。で、次の方も、それに習うので、さらに完璧に・・・。
年に一度の総会の時など、(悪気なく、よかれと思い?)疑問点を論理的に突いてくる方もいて、戦々恐々。
あるとき、こんなに負担に感じているのに、自治会って入らなくちゃいけないの?と思いはじめ、エイヤッとやめたのです!
血相を変えられる
もちろん自治会をやめてからも、「地域のためにできることはしたいな」と思いながら、ご近所さんとも仲良く暮らしています。(つもり)
で、先日のこと。
ご近所のAさんと、楽しく語らっていたのですが、Aさんが4月から役員になったということを聞いたので、つい「お世話になります」「できることがあったら、声をかけてくださいね」と言ってしまったのです。
そうしたら、Aさん、血相を変えて、「大丈夫です!!」と言って立ち去っていったのです。
Aさんの役割は、清掃やゴミ関係のお仕世話。
それについては、自治会をやめた私にもやることはあるので言ったのですが。
そ言われたAさんは、「自治会やめたくせに、都合のいいことばかり言うんじゃないよ!」と思ったのでしょう。
ここは自治会のものなのか??
その方と別れたあと思ったのは、「ここは自治会のものなの?」ということ。
自治会に入っている人は、入っていない人を「ずるい人」と思っていることでしょう。「自分たちは大変な思いをしているのに」と。
でも本来は、町があり、自治会があり、入る・入らないは自由なはず。
もちろん入っていない人も、町の安全や美化やつながりのために、できることはしていいく。
でも、現実は、一旦やめたら、自治会的なことには近づきにくい。
スイープ・アウエー
ま、しばらく胸のふさがるような思いがしたのですが、自治会をやめるという判断をしたのは私。
できることはするし、なるだけ周りの人とも仲良くする。
やめたことをずるいと思う人がいるのもしかたのないこと、と思えるようになりました。
そうして、頭に「大きなほうき」を思い浮かべ、スイープ・アウエーと唱えたのでした。(大きなほうき、というのが大事なような)
夕食を作るときにも、お風呂に入るときにも、「なんだかなあ」という思いは浮かんできましたが、そのたびに「スイープ・アウエー」。
一息つこうと思いました
今回のできごとで思ったのは、何か意に沿わないことや、えっ?と思うことがあっても、とっさに反応しないようにしようということでした。
そのときのカッとした思いで、感情的な発言をしないということです。
一息ついて、落ち着いて考えを言う。あるいは、その場を離れ、のちにどうしても言いたかったら言う。
そんなことを思ったできごとでした。
お読みいただき、ありがとうございます。ポチッと押していただけましたら、励みになります。