毎年作る杏ジャム
きっかけは近所のMさんにいただいた杏ジャムが衝撃的においしかったこと。
それまで、杏ジャムって、意識して食べたことなかったかも。
Mさんのジャムは、ご実家の庭の杏で作ったものということでした。
大量にとれる杏を、お母さんが親戚の方と、毎年庭のかまどでジャムにしてきたのだそう。
(今はもう、その杏は枯れたとのこと。お母さんも亡くなられました。)
これが20年くらい前のことかな。
それ以来、5月にはどうにかこうにか杏を手に入れ、ジャムを作ってきました。
杏の季節は一瞬
長野あたりは違うでしょうが、長崎では杏の季節は一瞬。
じげもんいちに朝、サッと出されても、見つけた人がサッと手を伸ばし、すぐになくなる。
出される日も、数少なく、あっという間に季節は終わるのです。
たぶん、梅や桃のようにいっぱい作っているのではなく、庭に杏の木が1本ある、みたいな感じなのでしょう。
車を手放した今、じげもんいちにひんぱんに行くことはできないので、杏に出くわすことが難しくなりました。
で、あらかじめ取り置きのお願いするように。
この取り置きのお願い、忘れると後が大変です。長野のJAとかから取り寄せることになりますが、お高い…。
それに、長野だって、杏の季節は短い。
いつもは10キログラム買っていましたが
今年は5キログラムにしました。
10キロだと、ジャムに仕上げている途中で、だんだんイヤになっていくのです。
しまいには扱いもぞんざいになる(汗)。
ご近所や友人知人にもおすそわけしますが、やたらと差し上げるのも、ね。
一瓶くらいが、互いにいいかもしれません(笑)。
トレイの上で追熟させています。
野性味にあふれていて、これはこれでいい
杏ジャムの魅力は、なんといっても強烈な酸っぱさにあります。そして香りと。
地元の杏は、見かけは野性的で、箱入り娘という感じはありませんが(失礼!)、ジャムに仕上げたときは、酸っぱさがキュッと際立ち、「これぞ杏!」という味わいがあります。
長野などから、取り寄せた杏は、それは見事で、初めて見たときは「桃か!」と思ったほどでした。(ウソです。そこまではないけれど、大ぶりでフンワリ、傷一つなく、手のかけ具合がしのばれるものです)
でも、もしかしたら野性味にはかけるかもです。
地元の杏は、1キロ324円とお手軽値段なのもありがたい。
明日あたりから、熟したものを選び、毎日1キロずつジャムに仕上げていこうと思います。
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