私がママになったころのはなし
今、統一教会の話題がニュースを賑わしているが、私が若い頃にも大騒ぎになったことがあった。
多分30年ほど前のこと。
なぜ、そう言えるかというと、元同僚2人と、それぞれ1歳にもならない子ども達を連れて公園に行ったときの記憶が鮮明だから。
その時の子どもが現在30歳。
みんな若く、育休中でした。
レジャーシートを敷いて、子ども達を遊ばせながら、雑談
誰が言いだしたのかは覚えていないが、「知らない人と結婚なんて、信じられないねえ」なんて話になったのでしょうか。
そうしたら、ふだん余計なことはほとんど言わない友人Aが、「実は姉が入信して行方不明なの・・・」と。
「えっ!」
産後間もなくの、不安定で孤独だったときに、近づいて、いろいろと優しくしてくれた人たちが、統一教会の人だったらしい。
お姉さんはすっかり信頼し、お子さんを置いてどこかに行ってしまった、と言っていた。
そのことは、彼女の暮らしに暗い影を落としているようでした。
そりゃあそうでしょう。
そうしたら、もう一人の友人Bが「私も入りかけたことがあるの・・・。」と。
これまた「えっ!」である。
なんでも就職したてのころ、仕事もうまくいかずボンヤリ歩いていたとき、繁華街でアンケートを受けたとのこと。
その後、勉強会や悩み相談会に誘われ、フラフラついていったのだそうだ。心地よかったとのこと。
何度かそういうのに参加していたら、いよいよ合宿勉強会みたいなのに誘われ、そこで初めて「なんかそこに行ったら大変なことになりそう」みたいな思いが湧いてきて、関係を断ったと言っていた。
たった3人でのおしゃべり会だったのに、そのうち2人にけっこうなつながりがあったとは・・・。
職場に来ていた珍味売り
当時はいい加減な時代だったのか、よく職場にも、素直そうな若者が、妙に高い珍味を売りに来ていた。
実は、あれもそうだったとあとで聞いてびっくりしたものだった。
私のまわりの気のいいおじさん同僚とか、親切心からかその珍味を買ってやっていた。
私も、珍味の味を覚えているので(チーズタラとかだった)、一度くらい買ったことがあるのかもしれない。
あの時の団体が、知らないところでこんなに強く生き残っていたなんて。
二人とは今では年賀状のやりとりをするくらいのつきあいしかないが、Aさんのお姉さんはどうしているんだろう。
最近のニュースを見ていると、「人には、うまく引き込まれたら、どんなものにも、信じ込むもろさがあるのかな」と思ったりし恐くなる。
名前や立場を隠して近づいてくるものには気をつけよう。
何かを盲目的に信じるのはやめよう。
そんなことを考えたりする今日このごろである・・・。
今日は、妙な私の思い出話でした。
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