胸がキュッとなるNHKスペシャル
関東に住む友人から、「9月24日のNHKスペシャルぜひ見てね!」とラインが来ました。
中国残留婦人の問題を掘り下げた番組で、友人はその元となる聞き取りのお手伝いをしたとのこと。
見るべき番組!と思いつつ、少し負担に思う気持ちも。
私、こういう番組を見ると、過剰に共感して、気分が落ち込んでしまうのです‥‥。
少しだけ見よう
友人がすすめてくれた番組。
他人事にせす、同じ日本人として、残留婦人のみなさんがどんな目にあったか知る必要はおおいにあります。
(でも、この残留婦人という呼び方にも日本政府の冷酷さが。終戦当時13歳未満の人を残留孤児とし、13歳以上の人は残留婦人と呼ぶのだそうです。で、残留婦人は自分の意志で残った人と見なす、と!)
とは言え、気分が落ち込むのは、目に見えています。
ということで録画しておき、少しだけ見ることにしました。
冷たすぎる国
案の定、出だしから、胸がふさがるような事実。
終戦直前、日本政府が中国に残された婦女子、お年寄りの処遇について出した電報の文言。
「帰国させずに中国に定着させるように」といった内容だったそうです。
夫や父親や息子は戦争に駆り出されていて、いません。
よるべきものを持たない人々を、それまで侵略していた国に残すというのです。
その後の悲惨な暮らしは誰にだって想像できます。
なんと冷酷な政府なんだろう‥‥。
私は結局、番組はじめの15分ほどで、見るのをやめました。
私は、こういう番組を見るとき(最後まで見ませんでしたが)、NHKは捨てたものじゃない、と思います。
視聴率も取れない、政府からはにらまれる。
そんな番組を根気強く作ってくれる人がいる。
15分しか見ていないのに、やっぱりずっとあれこれ思ってしまう私です。
脈略のない文章になってしまいました。