何を言うかが知性、何を言わないかが品性

      

何を言うかが知性、何を言わないかが品性

 

Voicyで聞いた「虫育児戦略的会社員ワーママかお」さんという方のことばです。

もともとはお笑い芸人スピードワゴン井戸田さんのことばだとか。

 

なるほどです!

 

最近、何を言うかも大事だけど、何を言わないかも大事だよねと思うことが多かったので、心に残りました。

 

それ何のために言っているの?

 

少し前に、身内に「私のお陰であなたのお父さんはずいぶん助かっていた!」といったことを言われ、すごく気が滅入ったことがありました。

 

内心、父のお陰であなたが助かったことも多かったでしょう!と思いましたが、そこでそんなことを言っても仕方がないので、お詫びやお礼のことばを述べ、贈りものを送ったりしました。

 

私の、その人への感謝のことばや振る舞いが足りなかったのでしょう。

 

同じ時期に別の知人は、私が大好きだった伯母について、「実はこんな面もあったのよ」と、伯母のよくない面を事細かに話してきました。

 

(そんなこと聞いても、私の伯母への感謝の気持ちは変わりませんよ)

 

あとで、あの人たちは何のためにあんなことを私にわざわざ言ったんだろうと思いました。

 

内田舞さんの話

 

内田舞さんは小児精神科のお医者さんで、アメリカで活躍されている方です。

 

そんな内田さんは、コロナが流行し始めたころ、日本のメディアへのインタビューで、医者として、母親として、妊婦としての立場から、ワクチンの必要性や安全性についてご自分の考えを述べていたのですが。

 

その後、多くの誹謗中傷を受けたのだそうです。

中には妊婦の内田さんに対して偽の子どもの死亡診断書を送りつけた人もいたのだとか。

 

それに対して、内田さんを励ますメールとかも多かったのだそうですが、そのメールの出だしに「才色兼備の内田さんに対して当初は疑いの目も向けていたのですが・・・・」といった文言があったり。

 

死亡診断書が届いた話などを涙ぐみながら話したら、やはり応援する立場の人から「内田さんのような方は、涙など見せずに毅然と話すべき。脇が甘いと思われますよ」といったことばが書かれていたりしたのだとか。

 

内田さんは、応援にたいしての感謝を述べつつも、その前置きは必要か?

そういった方々の悪意のない、無意識のことばをマイクロアグレッションと言うのですよ、言っていました。

悪意のない・無意識の小さな攻撃ということだそうです。

 

たとえば独身の人に「結婚はまだ?」とか。

結婚した人に「お子さんは?」とか。

 

小さいけれど、何度も言われていると堪えるときもある。

 

余計なことを言わない

 

人のことばかり言ってきましたが、私自身もぼんやりと余計なことを言って、あとで「しまった!」と思うことがあります。

 

でも、まわりにはそういう失言がほとんどない人もいます。

長い年月の訓練で、もうそれが当たり前のように身についているのでしょうね。

 

何か思ったときに「それ、言う必要ある?」とか「マイクロアグレッションかも」といった意識を持ちたいと思います。

 

何を言わないかが品性!

心のどこかに置いておこうとおもいます。

 

 

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