家の前で泣き続ける男の子

炎天下の昼下がり

 

昨日のこと。

我が家の前で泣く男の子が。

 

ま、「近くにおやごさんがいるよね」と思っていたのですが・・・。

泣き止みません。

 

カーテンを開けて様子をうかがってみると、まわりに大人はおらず、5歳くらいの男児が一人。

 

外に出てみたら、暑さと泣いたのとで、真っ赤な顔。

手には虫取り網を持っています。

 

「大丈夫、大丈夫。すぐにパパとママが探しに来るよ」と言いながら、背中をさすっていたら、泣き止みました。

 

様子を見に来たオットが状況を察し、「近くを見てくるね」とおやごさんを探しに行ってくれました。

 

やって来たお母さん

 

しばらくしたら、オットとは違う方向から、男の子のお母さんがやって来ました。

お母さんの顔も真っ赤に上気しています。

 

怒りやいらだちをかみ殺し、「すみません」と謝り、「ダメと言っても草むらの中に入ろうとしたりして・・・」。

お母さんも手には虫取り網を持っています。

 

「暑いのに、大変ですよね」と声を掛けながら、「うちに入って冷たいお茶でも飲みませんか」と言いたかったけれど、初対面の人。

 

見知らぬ人にそんな事言われても、迷惑だろうと思い、やめました。

 

ムスメに話したら

 

その日の午後のムスメとの電話でそのことを話したら、

意外にもムスメ、

「そうしてあげたらよかったのに」と。

 

「その人大変だったんだよ」

 

そのあと、おせっかいでも、そんなふうにもう一声掛けてもよかったのかもなあ、と思いました。

迷惑だったら、断るでしょう。

 

お母さん、怒りを抑えられないようで、男の子の頭を小さくこづいていました。

切羽詰まった気持ちだったのかもしれません。

 

次にこんなことがあったら、断られるかもしれませんが、ひと声かけようと思います。