2年前のお米のお礼
2年前の冬。
私はムスメのお産の手伝いでニューヨークに滞在していました。
一足先に帰国していたオットから、「Kさんから電話があったよ」と連絡がありました。
Kさんは30数年前の私の同僚。
同年代で、妊娠・出産も同時期でした。
当時は親しくつきあっていましたが、転勤などで、いつしか年賀状のやりとりをするだけのおつきあいになっていました。
そのKさんから、
「お米を作っているのですが、今年は思いのほか豊作。送るので食べてもらえませんか?」という電話があったというのです。
何十年も会っていないのに、私のことを思い出してくれるなんてありがたい!と思い、帰国後すぐにお礼の電話をしたのでした。
あれから2年。(正確には2年4か月)
何かお礼の品を送らなくちゃと思っているうちに月日は過ぎ・・・。
あの時生まれた孫はもうすっかりお兄ちゃんだというのに・・・。
先日やっとお礼の品、送りました。
送ったのは↓
↑は、昨年ムスメから届いたよ~と送られてきた写真です。
Kさんにも同じようなものが届いたことと思います。(農家さんに依頼するので、一度も実物を見たことはありません)
何やら物言いたげな口ぶりでした
トマトが届いたよということで、Kさんから電話があり久しぶりにおしゃべり。
ところが、我が家の古い固定電話の調子が悪く、声が途切れ途切れになり聞き取りにくいのです。
Kさん宅には上の子から10年ほどたった頃、弟くんが生まれていたので、
「下のお子さんはいくつになられたの?」と聞くと、「この春、大学を卒業して、就職したところ。」との返事。
「それは一段落だね〜。おめでとう!」と言ったら、
「〇〇さん(私のこと)が言っていた、子どもが幼い頃の悩みなんて取るに足りないというのは本当ね~」と言ったのです。
なにやら悩ましいことがあるのだろうなあとは思うものの、とにかく電話の声が途切れ途切れで、落ち着いて話せない。
互いに近況報告をしあい、「いつかゆっくりお話したいね」と言って電話を切ったのでした。
伯母のことば
「子どもが幼い頃の悩みなんて取るに足りない」というのは、私の伯母のことばでした。
私が0歳児のムスメにアタフタしているのを見て、「子どもが小さいときの大変さなんてどうってことはない。大きくなると、性格はどうだ、とか悩みの質が変わってくるのよ」と言ったのでした。
「子どもが小学校に入学する前後が一番、親にも活力があり、子どもにも悩みといったほどのこともなく、いい時代だと思うよ~」とも言っていました。
六人も子どもがいた伯母には、いろいろと悩ましい問題があったのでしょう。
公園で互いの子ども遊ばせながら、Kさんに伯母のことばを話したのだと思いますが、Kさんの胸に残っていたのですね。
今度お話しする機会があったら、ゆっくりおしゃべりしようと思います。