夜に家電話が鳴る
夕食後、オリンピック・ノルディック複合を見ていたら、家電話が鳴りました。(珍しい!)
出てみたら、ご近所のご主人さんでした。パソコンでつまずいたときにSOSを出してお世話になる方です。しょっちゅうお目に掛かるわけではないですが、気の置けないご近所さんと言いますか・・・・。
「こんな時間になんだろう?」と思っていたら、用件は「自治会」をめぐってのことでした。
私の住む地区は自治会活動が盛んというか、厳密というか、人によってはかなり負担になる地区です。(私にはとても負担でした)
私自身、さまざまな活動や作業は責任を持ってやってきましたが、役員になるのが重荷で(役員でないときにも、次の役員はいつだろうといつも頭の隅にある感じ)、思い悩んだあげく、数年前に自治会から退会したのでした。
退会したと言っても、ごみステーションの掃除当番や、地区の清掃などには参加しています。
どうして自治会をやめたのかと聞かれる
その方の電話の用は、「自治会をやめた理由を聞きたい」というものでした。
やめて数年たつのに、なぜ?と思いつつ、私の胸の内を述べました。
あれこれ話したあとに、「自治会長も、ことによったらくじ引きで決めるというのも退会したきっかけになりましたか?」と聞かれたので、「そうですね~。自治会長になるなんて、とてもとても・・・・」なんて言ったら、「私、今の自治会長なんですよ」との返事。
「ヒェッ!!」
もうびっくりです。
自治会に入っていたときには、どなたが役員かということは、一大事だったのでたいてい把握していました。でも、やめてからは、そういうのを聞くのも何ですし、そういった話題からすっかり遠ざかっていたのです。
そうと知っていたら、答え方も違った?
お相手が自治会長か、気の置けないご近所さんかで、答え方はずいぶん違う・・・・。(それがいいことかどうかはわかりませんが)
何と言っても、大変な労力を使って下さっているわけですから、感謝のことばを述べたことでしょうし。(お相手は、自分が自治会長だということを知っているはずと思って、話していたことでしょう)
電話を切ったあとは、何か失礼なことを言わなかったかなあ?と自分の発言をふり返り・・・、「自治会批判はしなかった」「個人的な批判もしなかった」「ただただ、精神的に負担だからやめさせていただいた」「できることは何でもしたい」といったことを話したよね……、と思いつつも、なんか気落ちする私。
発言が軽々しかったりするのだ
自分のもの言いが軽々しかったかも……。いやいや、確実に軽々しかった。
軽やかと、軽々しいは違うよなあ……。はぁ。
朝にムスメから電話があったので、いきさつを話し、とっさの場でも「軽々しい言動」をしないようにしなくちゃと、気落ちしたよと言ったら、「そういうことあるよ」と慰めのことばをもらった。
ムスメの反省
ムスメは数年前、職場の雑談で、とんでもないしくじりをしたとのこと。
どなたかが「新婚旅行に行くとしたら、リゾート地と歴史的な遺産があるところではどちらがいい?」といったことを言いだしたのだそう。
で、ムスメは「リゾート地はないなあ。私は歴史的な場所一択!」と答えたのだそうです。
そうしたら、その輪の中に結婚間もない方がいて「○○さん、新婚旅行どこに行ったの?」という話になり、「ハワイ」と・・・・。
自分の軽々しさと配慮のなさに2年ほど思い出しては落ち込んだよ、とのこと。
「わかる、わかる、わかる」と私。
そのあと、「お父さんは、そういうことないね」と話は続いた。
オットは私とムスメには傍若無人なところがあるのだが、それ以外の人にはとっさの場合でも、先々を考えた言動をするのだ。
「そこだけはすごいね」と言い合い、「互いに気をつけよう♪」と言いあって電話を終えた朝なのでした。
62歳になっても、発言に深みと配慮が足りない私。
ほんと気をつけよう。。。
ランキングに参加しています。ポチッと押していただけたら、うれしいです♪