翻訳アプリではなくて通訳アプリです
日曜日の朝品新聞に、コチュ・オヤさんという日本国籍を持つトルコ人女性(この表現でいい?)の記事が載っていました。
明るく、エネルギッシュな感じの女性です。
この方が手がけているのが通訳アプリがOyraaです。
外国人が役所で住民登録をするみたいなときに、ピンポイントで遠隔通訳者を紹介するアプリだそうです。
「必要な時に必要な時間だけの通訳を提供する」アプリとのことです。
料金は平均したら1分間で150円ほどで、通訳者は2000人ほどいて、153の言語に対応しているそうです。
なぜムスメに教えたか
実は数日前にムスメから「病院で診断を受けた際にちょっと困ったよ」という話を聞いたばかりだったからです。
ニューヨーク在住のムスメは、日本人医師のいる小さな医院で「胸にしこりがあるから、念のために専門の病院で検査してください」と言われたとのこと。
まず、その予約から大変だったそうで・・・。
だいたい、どんなときでも、電話で手続きするのは、とても気が重いとのこと。
相手によってはなにを言っているのかぜんぜん聞き取れないこともあるのだそうです。
(ムスメは、日本にいたときにTOEIC915レベルで、渡米後二つの語学学校に行き、毎日オンラインで英会話学習をしているそうですが、それでも聞き取りはむずかしいそうです)
この時も、1回目の係の人はボソボソ声で、あれこれと細かなことを聞いてくるけど、よく分からなかったらしいのです。
で、しまいには電話を切られたとのこと。
仕方なく再度かけたら、2度目の人は、明るく明瞭なことばで、細かいことも聞かれず、すぐに予約できたそうです。
で、検査後、アメリカ人(かどうかわかりませんが)の先生から検査結果を聞いたのだそうですが、なんとなく「悪い結果ではない」ということはわかったけど、100パーセントの理解はできず、不安が残ったそうです。
(その後、最初の日本人医師から、電話で心配ない結果でしたよと連絡を受けたそうです)
乳腺炎だの良性のしこりだの、悪性だの・・・は難しそう
その話を聞きながら、そりゃあそうだね。
専門的なことばを、ボソボソ言われたら(ボソボソ言われなくても)、完全に理解することはむずかしいね、なんて言いあいました。
できたら次からそんな時は、ネイティブの知り合いの方に付き添ってもらえるといいねと言ったら、それも意外と難しいよとムスメ。
留学生だったら、学友に気楽に頼めるだろうけど、ムスメのように社会人として滞在していたら、頼む人もそういないし、頼むとしても謝礼とか気を使いそう…、と。
なるほどそうだ。
150円で30分、4500円は意外と安いかも
実際問題、私がポルトガルにいるとして(いませんが)、ピンポイントで、そのときだけ、通訳にきてほしいと思っても、まず日本語とポルトガルを理解できる人を探すことからむずかしい。
仮に見つかったとしても、日本語のレベルが日常会話レベル程度かもしれないし。
30分の用事でも、相手からしたら、行ったりきたりで半日仕事になるかもしれません。安全な人かどうかもわからないし、謝礼の加減もむずかしい。
そうなると、このマッチングアプリのようなもので、事前に自分の用事にふさわしいレベルの通訳者探し、ピンポイントで予約できて、明朗会計というのは、かなりありがたいことだ。
私自身には今現在まったく必要ないけれど、こんなアプリがあると知っておくのはいいことだと思う。
皆さんもどうぞ、このアプリのこと、ちょっと頭の隅に置いておいてください。
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