スーパーからの帰り道、公園を通ったら、白木蓮が咲き始めていました。
白木蓮と結びつく思い出
あれは今から30年前の3月末のことです。
職場復帰と転勤と引っ越しとムスメの保育園入園が重なった春でした。(4つのことが1週間の中でありました)
新しい住まいでの荷ほどきを終え、ご近所回りに出たら、冷え冷えとした春の宵に白木蓮が白く浮んでいたのです。
胸がキュッと締めつけられるような、不安な気持ちでのスタートでしたが、お向かいのお宅の皆さんが家族全員、玄関に出てきて下さり、にこやかに自己紹介して下さったのでした。
Iさん家族には、そこに住んでいる間中(1年半ほど)、お世話になったなあ・・・。
その時のことは↓の記事に
トマトを送ったら
↑の家に住んだのは1年半ほど。
現在の地に家を建てて引っ越してきたのは29年前です。
ここでもご近所の皆さんにはお世話になりました。
その中のお一人Tさんが、息子さんの転勤で関西に引っ越されたのは20年近く前です。
しばらくはGWに帰省されたりしお会いしていましたが、年とともにそれもなくなってきました。電話でのおしゃべりも減ってきましたし。
互いに年を取ってきたのでしょう。
Mさんは84歳。私は63歳になりました。
そんなTさんはトマト好き。
ということでトマトをお送りしていたら、届いたよ~と電話がありました。
ものすごく義理堅いTさんは以前なら何かをお贈りしたら、お礼に何かを下さっていたのですが、この2~3年それがありません。
そういうフットワークが重くなってきたとのこと。
もちろん私はお礼など望んでいませんし、「Mさんがご近所にいた頃に、それはそれはお世話になったので、何百倍も先にいただいていますよ」と力説!(ほんとうにお世話になりました)
トマトが届いても負担になるかもという思いもあるのですが、トマトの赤で元気になってもらいたいし、トマト好きだったし……と送っているしだいです。
IさんにもTさんにも受けた恩を返すことはできていません。他の方から受けた恩も。
でも、それは、今できるところで返していかなくちゃならないものなんだろうなあと思ったりする春です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。