きっかけはコロナ感染
友人と話していたら、「実は私、ストライキをして一月ほどご飯を作らなかったの」と言う。(できあいのお総菜を出したり、お弁当を買ってきたり、それすらしなかったり)
ちょっと前にその友人は夫婦でコロナになったのけど、先に感染したのはご主人の方でした。
「だいたい夜中の三時まで釣りをして、朝の8時にはジムに行くみたいな生活をして、疲労が蓄積してるから感染したのよ!」
「私にうつしたのにすまなげでもないし、寝込んでいる私におかゆを作るでもない。」
そんなことを思っていたら、結婚以来の好き放題のご主人の暮らし、それに振り回され続けた自分の暮らしが思いかえされ、炊事をする気にならなかったと言うのです。
やり直すきっかけ
ところが、そんな暮らしを一月も続けていたら、自分の体調も今ひとつになってきたのだそう。
そりゃあそうでしょう。
もともと、健康に気をつけ、心配りのあるお食事を作ってきた人です。
そんなとき息子さんが数日帰省するとの連絡があり、こんなモヤモヤのままではいられない。
それにひと月ご飯作ってこなかったのに、息子さんが帰宅したら突然ごちそうというのもなんだかだし・・・。
というので、ご主人にこれまでの生活に対する思いのたけを述べたのだそうです。
そうしたらご主人は「返す言葉もありません」とひたすら謝ってくれたとのこと。
(もともとそのお宅のご主人は、意地の悪い人ではなく、無邪気な方。ほんとうにやりたいことがいっぱいあって、体力もあり、年中好きなように動き回っている人なのです。で、奥様の積もり積もった憤りに気づいていなかった??)
それ以降の暮らし
それ以降は、
出かけたときなど、ご主人の方から「今日はお弁当買って帰ろうか」と言いだしたり。
「カレーが食べたいなあ」と言うご主人に「じゃあ、自分で作ったらどうでしょうか」と言ったり。(ご主人は素直に作ってくれたそうですが、ちょっと甘かったと言っていました)
夕日が沈む前のコスモスの丘に行ったときは、回る寿司屋で夕食をすませてきたり。
とにかく、以前より仲よく暮らしているけれど、家事全般を当たり前のように引き受け、不満をつのらせる・・・ということがないように気をつけているもようです。
ご主人も、やり放題にならないように、意識しているのでしょう。(たぶん)
セカンドライフ
友人の宅の話を書きましたが、我が家の暮らしも似たようなものです。
ま、私にはストライキをするほどの思い切りもないですが。
我が家は、オットが時短勤務になり、毎日昼過ぎには帰宅。金土日はお休み。
オットは釣りに行ったり、ジムに行ったり、ごろごろしたり、私と外出したり・・・。
初めてのゆったりめの暮らしを楽しんでいるようですが、私は基本、出かけようが何しようが、帰宅したらご飯作りが待っています。
体力も衰えてきたのか、そんな暮らしがイヤになるときもあります。
私の場合、ストライキをする気合いもないので、上手に気持ちを伝えて、不満をためない暮らしをしたいと切に思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。