NHKのBSプレミアムで放送された、京都 山里の宿「花脊の四季の物語」を見た。
摘み草料理で有名な「美山荘」の1年を追った番組だ。(料理家大原千鶴さんのご実家)
見ていて、(お金のことをいうのはなんだが)宿泊料金が高いのは当たり前だと納得。
気が遠くなるような手間と、美の追究に対しての料金なのだろう。
七草がゆを出すとなると、ご亭主自ら、小さなカゴを片手に、雪深い野山に出、雪の下の七草を探すのだ。その七草を、きちんと下ごしらえし、おかゆを作る。
スーパーのパック入りの七草さえ惜しみ、大根の葉っぱと、大根を入れただけの一草ですませるわが家とは大違い。(比べる方が間違っているが)
「早蕨」なんてことばが自然と出てくる。
夏の花脊には、花が少ないとのこと。美しい女将は野に入り、わざわざ虫食いの大葉麻殻(おおばあさがら)の枝を探す。すっかり虫に食われ、葉脈だけがレース状に残っている姿がいいというのだ。そこに1匹だけわざと虫を残していた。
おせち料理には、野いちごを使うということで、大人3人がかりで、野いちごの産毛を取る。
こんな暮らしをしたいとも、できるとも思わないが、思わず庭先に出て、植木鉢の整理をしてしまった。
わが家の植木鉢。玄関扉の横(一番のゴールデンスポットであろう)に、結局、花もあまり咲かずに終わったチョコレートコスモスと、これまた元気のないミニシクラメンの寄せ植えが、去年の秋に置いたままずっと鎮座していた。
すぐに鉢から出し、別々に植え替え、10番手くらいの場所に移動。
(植え替えたらとたんに二株とも生き生きとした風情に)
ゴールデンゾーンには今一番生き生きしているサフィニアを。他の鉢も配置を考え、置き直した。
家の中も外も、すっかり目に慣れ、どうしてここにこんな物を置きっぱなしとなりがちだ。気をつけよう。
さてさて、花脊の美山荘。とてつもなく美しかったが、お金を貯めて行ったとして、自分は落ち着いて、楽しめるか?自信がないような…。
女将さんと、大女将も美しかった~。
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