今日は午前中、かかりつけの病院に薬をもらいに行きました。
待合室には5~6人の先客が。
私は、雑誌を読みながら待っていたので、まわりに注意を払っていなかったのですが、どうもご夫婦で(たぶん)見えている患者さんがいたようで。
奥さんが呼ばれて診察室に入ったあと、男性(ご主人?)が、
「すみません。失禁して、このあたりを汚したので、拭いていただけませんか。」
とスタッフに伝えました。
そこにいた患者さんは、皆さん、「えっ?」と思ったでしょうが、なにごともなかったように。
スタッフの皆さんも「大丈夫ですよ。拭いておきますから、お入りください」と。
手袋をして、後片づけにやって来たスタッフさん。
あちこち注意深く見ていましたが、失禁のあとを探せず。
「どこかしら?」と。
すると患者さんの一人が、「ご主人が拭いておられましたよ。」「あのあたりだったようです。」とスタッフに伝えていました。
スタッフさんは拭き掃除をしたあと、他のスタッフさんに「着替えは持ってきていないよね」「気分が悪いよね。」などと小さい声で言っていました。
ご夫婦は私と同年代に見えました。
ふつうにおしゃれなワンピースを着た方。
待合室で待っている皆さんも全員60代から70代という感じ。
たぶん皆さん我が身に重ね、「いろんな事情で、そういうこともあるんだなあ」と思われたことでしょう。
出先でこういう経験をしたのは初めて。
いろいろなことに思いをはせたできごとでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。