私の住むエリアは、20数年前に造成された住宅地です。
当時は、当たり前のことですが(今から家を建てようというのですから)、皆さん若く、多くの家には子どもたちがいて、活気がありました。
それから20数年、子どもたちは巣立ち、若かった人も年をとりました。
そんな町にふえたのはワンちゃんです。
先ほども、ゴミ出しに出たら、近所のゴールデンの「そらちゃん」がお散歩中。一人(?)でではありませんよ、飼い主の奥さんと。
そらちゃんは私を見かけたら(というか誰にでも^^)、しっぽを振り振り近づいてきて、ゴロンと寝そべってくれます。
しばし、そらちゃんをなでながら、たわいもない世間話。
そこに、いつも仲よしのMさんも出てきて、さらにもう一匹別のゴールデン「なっちゃん」とその飼い主さんもやって来ました。
この飼い主さんは70歳を超えた男性。
ワンちゃんを通して20年近くおしゃべりしています。こちらのゴールデンは2匹目なのですが、ほんとうにおりこうさんでかわいい♪
この男性は、退職後に犬を飼い始めたと思うのですが、もし犬がいなかったらまったく別の暮らしだっただろうなあと思います。
おしゃべりをしてみたら、気さくで明るく楽しい男性ですが、ワンちゃんがいなかったら、どうでしょう。話すこともなかったと思うのです。
働いていて、子どもがいた時代は、仕事に、育児に、地域の仕事に、PTAに、、、、と、アップアップするくらいにつきあいがありました。
でも、仕事も辞め、子どもも巣立った今は、へたをしたら、その日しゃべった相手はオットだけなんて日があったりするくらいです。それもたいした話ではない^^;
そんな私にとっても、散歩のワンちゃん親子(?)はありがたい存在です♪
犬に触れながら、しばしたわいもない話をする。それだけでいいのですよね。
その時間が終わったら、また庭に戻り、ちょっとした作業をしたり、家に入り自分の仕事をしたり。
今日は、さきほど存分に語らいましたから、残りの時間は自分のすべきことをしましょう。
夕方には、仕事帰りに友人が、作りすぎたジャムを受け取りに来てくれます。久しぶりの来訪です。と言っても、玄関先で渡すだけですよ。
こんな淡い人間関係の日々ですが、これもいいかな。
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